薬剤師は副業するべきか?【メリット•デメリットを徹底解説】

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薬剤師は副業するべきか?【メリット•デメリットを徹底解説】
  • 副業するメリットは?
  • 副業のデメリットってある?
  • 薬剤師は副業するべきなのか教えて!

多くの薬剤師が副業について考えると思います。しかし忙しさや会社で禁止されていることを理由に断念してしまうことがほとんどです。

私自信も就業規則で禁止されていたので、ずっと二の足を踏んでいました。しかし実際に副業を始めると、今までやってこなかったことを後悔するほど、メリットばかりで驚いた経験があります。

そこでこの記事では、副業を始めるべきか悩む薬剤師に向けて、メリット・デメリットをまとめて解説します。

この記事を読めば副業をやるべき理由が全てわかります。私が考える副業のメリットを7つ解説します。副業を始めるべきか悩んでいる人は最後まで読んでください。

薬剤師が副業するメリット7選

  1. 年収が上がる
  2. 事業化できる
  3. スキルの獲得
  4. キャリアの多様化
  5. ライフワークバランスの実現
  6. 経済的自立
  7. リスク分散と安定性の確保

年収が上がる

副業 年収が上がる

副業をすることで、収入を増やすことができます。副業の追加収入は、生活費の負担を軽減したり、将来の貯金や投資に役立てください。

実は本業で年収を上げるよりも、副業収入を増やした方が効率的。給与所得よりも副業収入の方が節税になるからです。

給与所得と副業収入(雑所得)においての税金

一般的に薬剤師として稼いだ給与には、税金社会保険料が引かれます。一方で副業収入は、経費を除いた収益から税金が引かれます。

ポイントは以下の2つ。

  • 副業収入には社会保険料がかからない。
  • 副業は経費が使える。

本業と副業で同じ金額を稼ぐ場合、副業収入は社会保険料がかからないため、手元に残るお金が多いです。さらに、副業において支払った費用や経済的な負担は経費にできます。具体的には、副業に使う通信機器の購入費•通信費、勉強に使う書籍の購入費です。

副業の収入から経費を差し引いた金額に税金がかかります。そのため、実際よりも収入を少なくみせる節税効果が期待できるのです。

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以上より、本業で年収を上げるより、副業収入を上げる方が効率的だといえます。

事業化できる

事業化 節税 副業 メリット

副業で継続的に利益を出せるようになると、事業化も視野に入ります。事業化をすることで得られる一番のメリットは、節税です。

実は個人事業主のみ受けられる優遇措置、青色申告があります。

青色申告特別控除の仕組み

青色申告を行うことで、最大65万円の特別控除を受けられます。たとえば300万円の事業所得がある場合、青色申告をすることで235万円(300万円-65万円)に対してのみ、税金がかかることになります。

さらに経費を計上することもできるため、個人事業主の節税効果は最強です。同じ金額を稼ぐにしても、給料と事業所得では、手元に残る金額が数十万円レベルで違います。

ちなみに個人事業主として認められるには、継続的に利益を出し続けていること、帳簿をつけることが求められます。

帳簿とは、お金の入金•支払いをルールに基づいて記録すること。帳簿を記録するには、少なくとも簿記3級レベルの知識が必要です。

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副業初心者がただちに必要となるものではありませんが、事業化するために勉強しておいて損はないでしょう。

スキルの獲得

スキル 経験 重要性

副業をすることで、薬剤師の専門分野以外の知識やスキルを学ぶ機会が得られます。たとえば、医療業界以外の副業を行うことで、マーケティングやライティングスキル、動画編集などの知識を深めることができます。

これによって獲得したスキルは、一生あなたを支えてくれます。

  • もう少し年収が欲しいとき
  • 会社を辞めたくなったとき
  • 薬剤師として食べていけなくなったとき

スキルを身につけてさえいれば、どんな状況になっても困ることはないからです。

副業を選ぶ際には、将来的なスキルの獲得やキャリアの発展につながるかどうかも考慮すべきです。一時的な収入だけを追求するのではなく、副業を通じて新たなスキルや知識を身につけることができるかを見極めましょう。

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このブログでは、オススメ副業としてスキルの身につくものを紹介しています

詳しくはこちらの記事で解説しています。

【2023年版】薬剤師のオススメ副業5選

キャリアの多様化

副業のメリット キャリアの多様化

副業をすることで、キャリアの多様化が期待できます。たとえば、薬局で働く薬剤師のキャリア選択は以下が代表的です。

  • 管理薬剤師
  • エリアマネージャー
  • 病院•治験関連企業•製薬企業に転職
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しかし副業でさまざまなスキルを身につけている場合、上記の選択肢に以下が加わります。

  • 副業のスキルを活かした企業への転職
  • フリーランス
  • 起業

副業をすることで選択肢が広がり、薬剤師資格にこだわらないキャリア選択ができるようになります。

実際に以下の理由から、薬剤師の年収は上がりづらくなっています。

  • 診療報酬のマイナス改訂
  • 薬剤師数の飽和
  • オンライン服薬指導の普及

このまま薬剤師としてのキャリアを歩み続けることが正しいのか、他に選択肢はないのか。多くの薬剤師が抱える悩みだと思います。その解決策の一つが副業なのです。

キャリアや年収に悩む薬剤師に読んでもらいたい記事がこちらになります。

ライフワークバランスの実現

ライフワークバランスの実現 副業のメリット

副業をすることで、理想とするライフワークバランスを実現できます。

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あなたの理想とするライフワークバランスはありますか?

たとえば、好きなときに好きな場所へ旅行する。そんな生活を送りたい人もいるでしょう。薬剤師、とくに正社員として働くのであれば、こうした生活は夢のまた夢です。

しかし、副業でもう一つの収入源があるとしたらどうでしょう。正社員ではなく、パートで働くことができるかもしれません。会社を辞めて、フリーランスとして働く道もあります。

実際に、私の知人にはブログアフィリエイトで稼ぎながら、週3回は薬局パートで働いている人もいます。パートなので休みも取りやすく、長期旅行にも行けます。さらにパソコン1つあれば旅行先でも稼ぐことができると言っていました。

理想のライフワークバランスを実現する、誰にでも可能性のある方法が副業なのです。

経済的自立

経済的自由 副業のメリット

経済的自立とは、会社に依存しない働き方の実現です。たとえば、本業での収入しか持たない薬剤師は、会社の命令に従わざる負えない場面が多いです。命令を拒否すれば、会社での立ち位置が悪くなる可能性があります。結果的に自分が不利になろうとも、指示に従ってしまうのです。

一方で、会社に依存しない副業収入があれば、会社命令を拒否するデメリットがありません。副業収入だけで生活できるため、会社での立場にこだわる必要がないからです。

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さらに、そうした心持ちは自信を持たせてくれます。かえって本業の成績•評価が良くなることがあるのです。

私自身も副業を始める前後では、副業を始めた後の方が評価が高いです。

なぜなら、副業を始める前は、上司の顔色ばかり見ていました。キャパシティ以上のタスクを背負うことが多かったです。しかし、副業を始めた後は、自分のキャパシティ以上の仕事を断るようにしています。

その結果、一つ一つのタスクをよりスピーディに、より丁寧に達成できるようになりました。それが上司からの評価に繋がっていると思います。

リスク分散と安定性の確保

リスク分散と安定性の確保

薬剤師が副業をすることで、リスク分散と安定性の確保ができます。

多くの薬剤師は、会社からもらう給料のみが主な収入源です。しかし、それは安定していません。なぜなら、以下のリスクに対処することが全くできないからです。

  • 薬剤師として働けなくなったとき
  • 給料が上がらないとき
  • 会社が倒産したとき

たとえば、株式投資をするとき、投資家は全資産をたった一つの株式に投下することは決してありません。購入した株式が暴落した場合に、資産を大きく減らしてしまうからです。そのため、多種類の株式を購入することでリスクを分散しています。

副業により複数の収入源をもつことは、株式投資におけるリスク分散と同じです。薬剤師として安定的に働きたい、という方にこそ副業は必要だといえます。

薬剤師が副業するデメリット3選

  1. 時間とエネルギーの制約
  2. 会社にバレる可能性がある
  3. 利益がでるまでに時間がかかる

時間とエネルギーの制約

時間とエネルギーの制約

副業をする場合、本業との両立による時間とエネルギーの制約が生じる可能性があります。

副業をするためには、少なくとも1日1〜2時間程度のまとまった時間が必要です。副業をしたいと思っても、副業に割ける時間がないとして断念する人が多くいます。

こうなってしまうのは、副業時間の作り方を根本的に間違えているからです。時間を作るためにまずすべきことは、価値観の見直しになります。

  • なぜ副業をしたいのか
  • 副業をしてどうなりたいのか
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これがわからなければ、決して副業を継続することなどできません。

副業時間を作る価値観の見直し方については、次の記事で詳しく解説しています。

【副業する時間がない】忙しい薬剤師が1日2時間の副業時間を作る3つのSTEP

会社にバレる可能性がある

会社にバレずに副業する方法

就業規則で副業が禁止されている会社は多いです。そうした会社で副業バレしてしまうと、懲戒処分になる可能性があります。

しかし、以下の3点を実践することで副業バレのリスクを可能な限り減らすことはできます。

  • 住民税は自分で納付する
  • 確定申告をする
  • 副業していることを他言しない

とくに住民税には注意してください。副業バレする原因として最も多いのが住民税だからです。会社にバレずに副業する方法について詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています。

【薬剤師は副業できる】会社にバレない方法3選を徹底解説

利益がでるまでに時間がかかる

副業のデメリット 利益が出るまでに時間がかかる

副業は利益が出るまでに時間がかかります。最低でも1年はかかると思ってください。

なぜなら、副業で稼ぐためにはスキルを獲得しなければならないからです。たとえば、ブログアフィリエイトであれば、以下のようなスキルが必要になります。

  • サイト構築に必要なWordPressの知識
  • ライティングスキル
  • アフィリエイトのやり方

スキルを獲得するために勉強したり、記事を執筆したりする期間を考えると、どんなに早い人でも利益が出るまでに半年はかかるでしょう。

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そのため、副業をするうえで最も難しいのは、利益が出ない期間に副業を継続し続けるモチベーション管理となります。

副業の選び方

副業 選び方

副業選びで絶対に押さえておいて欲しい3つのポイントがあります。

  • 絶対に儲かる副業はない
  • 高額な情報商材に注意する
  • スキルが身につく副業を選ぶ

副業初心者をターゲットとする怪しい広告がSNSに散見しています。こうした広告には、絶対に引っかかってはいけません。

こちらの記事では、絶対にオススメしない副業3選、副業選びのポイント3つを解説しています。副業選びで絶対に失敗したくない人は読んでください。

【保存版】初心者に注意して欲しい絶対オススメしない副業3選

薬剤師にオススメの副業5選

オススメ副業5選

このブログでは、薬剤師にオススメの副業として以下の5つを紹介しています。

  • ブログアフィリエイト
  • せどり
  • ハンドメイド
  • webライター
  • 動画編集

5つの副業はどれも稼げるようになるまで、半年から1年程度かかります。なぜなら、スキルの習得に時間がかかるからです。しかし、スキルを身につけてさえしまえば、一生かけてあなたに利益をもたらしてくれるでしょう。

そんなオススメ副業5選を解説している記事がこちらです。

薬剤師にとって副業はメリットばかり

今回は副業のメリットとして以下の7つを紹介しました。

  • 年収が上がる
  • 事業化できる
  • スキルの獲得
  • キャリアの多様化
  • ライフワークバランスの実現
  • 経済的自立
  • リスク分散と安定性の確保

一方、デメリットとしては以下の3つです。

  • 時間とエネルギーの制約
  • 会社にバレる可能性がある
  • 利益がでるまでに時間がかかる

副業のメリットは、デメリットを大きく上回るものです。今回の記事を読んだ薬剤師が、副業を始めるきっかけになれば幸いです。